導入の背景
30万件を超える年金請求処理業務のBPOサービスを提供
グループリーダー 課長
三角 義博氏
コーユービジネスは印刷全般から特殊な加工によるセキュリティ印刷物の製造、高度なデータ処理を駆使したプリント業務など、BPOデータ処理サービスとしてさまざまな企業の業務を請け負い、業務の効率化、品質の高いサービスを提供している。コーユービジネスが年金請求処理業務の効率化に悩んでいた年金基金さまにデータ処理を活用したBPOサービスの提案をおこない、帳票業務および問い合わせ業務の基盤として採用したのが快速サーチャーGXである。
「年金請求処理業務はもともと年金基金さまの社内で行っていました。今回、新年金の処理開始に伴い、平常業務以外に30万件を超える処理の必要が出てきたそうです。現在の体制では担当者が休みなく仕事を行うしかなく、このままだと担当者に多くの作業負荷がかかってしまうと大変心配されていました。そこでこの業務を効率化する何かいいアイデアはないかと提案を求められました。」(東京サポートセンター 情報システムG グループリーダー 課長 三角氏:写真左)
「印刷サービスはもちろんですが、既存の年金請求処理業務をそのまま請け負うのではなく、請求書をスキャンして電子化することで入力内容チェック、審査、問い合わせ業務を極力システム化することを提案しました。30万件の年金請求書を効率的に処理できる点が評価され、採用いただきました。」(三角氏)
導入後の評価
問い合わせ業務の負荷を9割削減!
快速サーチャーGX導入後、コールセンターでは常に30名が快速サーチャーGXを開いており、問い合わせが来たらすぐ年金番号を検索キーとして年金請求書を検索し、請求者と同じのものを見ながら対応をおこなっている。
「今まではこれらの業務を年金基金さまの担当者が1件ずつ紙を出してきて調べていたため、かなりの時間や手間がかかっていました。今ではほとんどの問い合わせがコールセンターで処理できています。一部コールセンターでは判断がつかない問い合わせについては年金基金さまに対応をお願いしていますが、Web上で快速サーチャーGXを閲覧しながらステータス確認や対応ができるため、年金基金さま側の業務負荷も劇的に改善されました。」(三角氏)
今後の展望
マルチテナント化でさらなる業務拡大へ
快速サーチャーGXを活用した帳票業務・問い合わせ業務のサービス提供の基盤が整った。今後、快速サーチャーGXのマルチテナント機能を利用して複数のお客様へのサービス展開を検討しているという。
「マルチテナント機能は、1つのシステムで複数企業のDBを管理できるので、サービスベンダーとしては非常に有効な機能だと考えています。現在、当社では問い合わせ業務以外にもお客様の通知書等を印刷して発送する業務を多く請負っています。今後、紙自体の運用や業務のすべてはなくならないと思いますが、印刷サービスの付加価値として通知書等を電子公開するサービスをお客様にアピールしていきたいです。」(三角氏)
※快速サーチャーはインテックの登録商標です。また記載されている会社名、商品名、ロゴは各社の登録商標または商標です。
※記載されている情報は制作当時(2015年3月)のものであり、閲覧される時点では、変更されている可能性がありますことをご了承ください。
お客様プロフィール
お客様名 | 株式会社コーユービジネス |
所在地 | 大阪市中央区南本町1丁目6番20号(三陽ビル) |
創業 | 1961年4月1日 |
資本金 | 8,000万円 |
売上高 | 41億4101万円 |
代表取締役社長 | 渡部 正 |
従業員数 | 240名 |
ホームページ | https://www.koyu.co.jp/ |
私どもコーユーグループは、昭和36年のコーユービジネス創業以来、情報産業の一翼を担い、昭和46年には九州コーユー、翌47年にはコーユービジネスインフォメーションテクニックス(現K-BIT)を設立しお得意様の多種多様なご要望に応えるべく体制を整備してまいりました。 コーユーグループはこれからもきめ細やかな『各種処理業務』や高品質の『ソフトウェア』『ハードウェア』『サプライ』『サービス』をタイムリーに提供するとともに、コーユーグループのネットワークを活用し、お得意様各位のご発展に貢献できる情報をお届けするよう努めてまいります。また、昨今の個人情報保護に対する社会的要請の高まりに伴い、弊社のデータ処理におきましても個人情報の保護が弊社の社会的責務であると考え、個人情報保護方針を策定しプライバシーマークや、各サポートセンターにおける情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証取得を受け、お客様の信頼を最重要課題と位置づけて活動しております。 これからも激変する未来を予測する先見性と創造性を発揮し、「期待される企業」づくりを目指してまいります。今後とも、私どもコーユーグループに対しまして、より一層のご指導とご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 |
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