History of
EINS WAVE vol.4

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EINS誕生 ─ネットワーク単体ビジネスからインフラ統合ビジネスへ

やっと勝ち取った通信の自由化。しかし旧第一種電気通信事業者(一種キャリア)が次々と新規参入したことにより、インテックは次第に価格競争に苦しんでいく。そこでインテックがとった施策とは?
今回は、IPネットワークサービス「EINS(アインス)」の誕生について話を伺った。

「EINS(アインス)」はどのように生まれたのですか?

1985年の通信自由化後、当社は業界VANの設立に次々と参加しました。1992年の通信カラオケ「JOYSOUND」をはじめ、異業種との協業による新たな製品やサービスの投入も精力的に行いました。しかし一方で、ネットワーク単体での競争は厳しさを増していきました。というのも、自由化によって数多くの旧第一種電気通信事業者(一種キャリア)が登場し、資金力を背景にどんどん力を付けていったからです。

JOYSOUND発表記念パーティー(1992年)

加えてデータ通信技術の発展も目まぐるしく、パケット交換からフレームリレー、ATM(セルリレー)と、より高速で効率の良い通信サービスが登場しました。キャリアはこぞってネットワークを更新し、価格競争が激化。我々のような旧第二種電気通信事業者(二種キャリア)は圧倒的に不利になりました。なにしろ、一種キャリアから回線を借りてサービスを提供しているんですから。

そこで、ネットワーク単体での勝負を避け、業界VANで培ったEDI(Electronic Data Interchange:電子データ交換)や、当時は珍しかったセキュリティ技術、さらにはアプリケーション開発など、当社が持つ優位な技術を生かそうと考えました。コンピュータ・ユーティリティの観点から言えば、お客さまのゴールは通信ではありません。

当社が手がけていた業界VANでは、通信に加え、コンピュータも通信ソフトも、トータルで我々がユーティリティとして提供していますし、さらにはアプリケーション開発の力もある。こうした上位の技術を組み合わせたサービスを提供していこうと考えました。一種キャリアはアプリケーションには興味がありませんでしたから、ネットワーク単体での真っ向勝負ではなく、土俵を変えることにしたのです。そこでブランディングしたのが、1997年に市場投入したEINSです。

では、そのEINSの特徴について教えてください。

お客さまの拠点にあるルータの接続もサービスの範囲とし、ネットワーク運用をまるごと提供しました。当時はさまざまな通信方式のネットワークが混在し、多くの企業が接続に苦労していましたから、それらをワンパッケージで提供すれば、お客さまは個々のキャリアと契約する必要がなくなり、利便性が高まると考えたのです。

また、当時は珍しかった全国一律料金を採用しました。「いつでも、どこからでも、同じ帯域なら同じ料金で通信できる」という料金体系は、お客さまにとっても分かりやすかったようです。EINSに接続さえすれば、そこからフレームリレー網や他社ネットワーク、あるいはインターネットへもつながる、というTCP/IPベースの総合ネットワークを構築しました。

EINSはその後、セキュリティ診断サービス「EINS/SVA」、不正アクセス監視サービス「EINS/MSS」、電子証明書発行サービス「EINS/PKI」と、お客さまに安全にビジネスをしていただくための付加価値サービスを提供していきました。

実は、EINS誕生はお客さまのご要望が後押ししてくれました。全国に数多くの拠点を持つお客さまから、「構築から運用まで、まるごと引き受けてくれないか。インテックならできるよね」と依頼があったのです。おかげでネットワーク単体ビジネスから、インフラ統合ビジネスへと転換する大きな一歩を踏み出すことができました。そのお客さまとは、今でもおつきあいをさせていただいています。

ところで、EINSは鈴木様が命名されたと伺いました。どういった由来なのですか?

einsは「第1の・1番の」という意味のドイツ語です。当初は「挑戦」という意味のイタリア語「sfida」を提案したんですが社内で却下されまして(笑)。einsは「ネットワークソリューション事業でNo.1になる」という思いを込めた名称です。

次回は、EINS WAVEの誕生についてお話ししたいと思います。

Interviewee Profile
NAME
鈴木 良之(Yoshiyuki Suzuki)
CAREER
昭和50年4月 株式会社インテック入社。
ネットワーク&アウトソーシング事業本部長、代表取締役副社長執行役員などを経て現在は当社常任顧問として後進の育成に尽力している。
(2019年3月現在の情報です)

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